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鋸山百尺観音像

神奈川県横須賀市久里浜港から浦賀水道を隔てて南東の方角を望むと、房総半島が南北に長く横たわっています。その久里浜港から東京湾フェリーに乗って約15㎞対岸の千葉県鋸南町の金谷港に向かうと、房総半島がはっきりと姿を現してぐんぐん近づいてきます。さらにほぼ正面を望むと、尾根がギザギザで垂直の絶壁を抱いた鋸山(のこぎりやま・標高329m)が見えてきます。その名前のとおり、鋭い鋸を横にしたような容姿のこの山は、凝灰岩(ぎょうかいがん)で主に形成され、この良質な岩から採れる石を建築等の資材として使用するために、江戸時代から石切場があり、大規模な採石作業が盛んに行われました。その結果、あちこちに高い垂直の岩壁が姿を見せるようになったのです。
 
フェリーで渡った金谷港から程近い場所には鋸山ロープウェーがありますので、ぜひこれに乗って頂上部へ足を運んでみましょう。山頂駅舎からしばらく歩くと西口管理事務所(有料)があり、ここから先は、この鋸山そのものが、奈良時代に開かれた日本寺(にほんじ)の境内となると同時に登山道になります。その登山道を登って行くと左へ折れる道があり、さらに入ると、右上にとてつもなく大きな観音様(百尺観音)が、採石場跡の垂直の大絶壁に立っておられます。その大きさに誰もが圧倒される事でしょう。世界中の戦没者、病没者、交通事故犠牲者への供養として、1960(昭和35)年から1966(昭和41)年までの、まだ重機が稀であった頃の6年間をかけて、粘り強く足場を組んで彫刻されました。訪れる人々はこの観音様に圧倒されると同時に、周囲に張りつめた厳かな空気から、自分自身の日頃の行いを省みているようです。
 
 

 

 

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